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毎日しごと続きでヘロヘロ
もしかすると本を読むとスッキリするかもしれません。
意外かもしれませんが、読書にはストレスを撃退してくれる力があるんです。
そんな読書の秘めたる力を最大限に引き出すことが出来る、ストレス解消の効果を高める本のジャンルをご紹介します
なぜ読書がストレス解消に効果的なのか
イギリスにある、とある大学が読書がストレス解消におよぼす影響を研究しところ、『6分間の読書は、ストレスを68%軽減する』という結果が出たそうです。
どうして、読書はストレス解消に効くのでしょうか。
『感動』によって幸せホルモン『セロトニン』が分泌される
映画、漫画、ドラマや小説を読んで感動して号泣した経験がある方は多いと思います。その時を思い出してみて下さい、感動した後すっごいスッキリしませんでしたか?
確かに
喜怒哀楽問わず感動によって心が大きく動くと、セロトニンというホルモンの分泌が促進されるそうです。
セロトニンが分泌されると、「何だか、気分が晴れやか!」って感じになります
だからセロトニンはよく『幸せホルモン』なんて呼ばれたりします。名作小説はいともたやすく、私たち読者を感動させてきます。
その感動は、抱えていたモヤモヤを一瞬にして吹き飛ばす威力を持っているんです。
自己肯定感が高まりストレスが溜まりにくい体質に
本を読むことで新しい知識を学ぶことが出来たり、今まで知らなかった社会問題について興味を持つことがしばしばあります。
読書を通して自分が今まで知らなかった新たな気付きが増えてくると、どうなるでしょう。
自分自身への満足感が高まってくるんです。
自分への満足感の高まりは、自己肯定感の高まりと密接につながっています。
自己肯定感が高いとちょっとやそっとのコトで、感情を乱されなくなります。
すると身の回り起きることを前向きにとらえられるようになります。
結果的に、ストレスが溜まりにくくなるんです
シングルタスクだから没頭できる
読書は自然とシングルタスクになります。
本を読みながら、料理を作ったり、歌をうたったりすることは出来ないですよね
複数のことを同時進行するマルチタスクはとにかく気が散りますが、それと比較してシングルタスクは一つのことに取り組む分、熱中してのめり込みやすいんです。
自然と登場人物と自分が重なったりして、感情移入してしまうことよくありますよね
そうやって読み進めているうちに、気付けば肩くらいまでどっぷり物語に浸かっている状態になっちゃいます。すると読んでいる本のことで、頭がいっぱいになるんです。
要するに、読書に熱中することで散らかった頭の中がいったん綺麗さっぱり一掃されるんです。
さっきまでずっと気になっていた納期ギリギリのタスクのことなんかよりも、目の前の主人公が窮地から抜け出すことが出来るのかどうかが、自分にとって最も重要な関心事になるのです。
すると不思議なことに、本の内容意外の事柄が頭の中から消えます。
つまり目の前の本に熱中する、没頭することでストレスから解放されるんです。
どんなジャンルの本がストレス解消に効果的か
どんな本がより効果的なんだろう??
結論、自分が楽しめればどんな本でも効果的とされています。
しかしその上で個人的には小説が特におすすめです
小説は自分の想像力をフル稼働させます。
登場人物やシーンの情景など本を読んでいると自然に具体的なイメージを巡らせるので、物語の世界に入り込んで読書自体に没頭、熱中しやすいんです。
夢中になって頭の中のモヤモヤを一掃!
感動で超スッキリ!!
ストーリーの面白さにのめり込みすぎてしまう事間違いなし、そんな名作小説を紹介します。
ミステリー|伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す」
ミステリーと言えば! この人です。
人間嘘発見器+演説名人+天才スリ+精確無比な体内時計=4人は史上最強の銀行強盗…のはずが、思わぬ誤算が。奪われた「売上」を取り戻せ!伊坂幸太郎ブームはここから始まった。「陽気なギャング」シリーズ第1作
陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫) | 伊坂幸太郎 | 日本の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon
言わずとしれた、伊坂幸太郎の代表作です。
物語は銀行強盗から始まります。行うのは、4人組、最強の銀行強盗グループ。
4人それぞれが、個性的な能力を持っているんですよね
今回もいつものように、チャチャッと強盗!
かと、思いきやそうはいかなくて……
4人組が巻き込まれるトラブルの連続に、ハラハラドキドキが止まりません。あっという間に、読み切っちゃう作品です。
青春モノ|瀬尾 まいこ「幸福な食卓」
ジンワリと読後感を味わいたい人には青春モノ。涙ナシでは読み切れません。
大きなものをなくしても、まだあった、大切なもの。
とっても切なくて、ちょっとおかしくて、あったまる。いま最注目の作家が放つ、心にふわりと響く長編小説!
父さんが自殺を失敗したときも、母さんが家を出たときも、朝は普通にやってきた。そして、その悲しい出来事のあとも……。
『幸福な食卓』(瀬尾 まいこ)|講談社BOOK倶楽部 (kodansha.co.jp)
泣きたくなるのはなぜだろう?優しすぎるストーリー。
主人公の佐和子は至って普通のハツラツとしたJK。
佐和子は悩まされます。
家族の奔放すぎるライフスタイルに。
父は父であることを辞めて、母は一人暮らしを始めて、兄貴は謎のギャルを家に連れてきて……
学校でのドタバタに。
好きな子に嫌われたり、クラスメイトがイベント行事に協力してくれなかったり……
佐和子はそんな毎日を過ごしながら色んな人との出会いと別れを繰り返して、一皮むけて成長していきます。全世代がきっとあの頃を思い出す。ジンワリとした読後感を是非味わってみて下さい。
コメディ|森見 登美彦「夜は短し歩けよ乙女」
アホやなあ(笑)と頭を空っぽにして読めちゃいます。
黒髪の乙女にひそかに想いを寄せる先輩は、京都のいたるところで彼女の姿を追い求めた。二人を待ち受ける珍事件の数々、そして運命の大転回。山本周五郎賞受賞、本屋大賞2位の大傑作。
森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」原作特設サイト | KADOKAWA
物語のテーマは主人公『先輩』が<黒髪の乙女>たる『後輩』を追いかけ続けるという、一見ラブストーリーの体を成しています。
しっかしですね、普通のラブストーリーとは一味違うんです。
それは先輩が凄まじい奥手野郎という所です。
彼は後輩との距離を詰めるために講じる策はどれもこれも超アホ。
アホさ加減が振り切ってます
滑稽の極致です。もうめっちゃめちゃ滑稽に振り切りまくっています。
滑稽という表現はあえて選んでいます。なぜなら先輩は笑わせに来ていないからです。
至ってマジメ。だけどやってることのアホらしさ、この上なし。
是非、この全力のアホを味わってみて下さい。
のめり込める小説を見つけてストレスを消し去ろう
まとめです。
先に紹介した作品はほんの一部です。
是非自分だけの名作を見つけて読んでみて下さい。熱中して感動した後に見える景色は、結構明るいです。
このブログでは他にも私が読んでみて面白かった小説を紹介しています
それでは~~( `ー´)ノ