記事の内容
自然に読めていた本が急に読めない。文字が頭に入ってこない。
私にも同じ経験があります。営業時代、日付が変わるまで仕事をする生活を連日送っていた時、本どころか好きなアーティストの音楽すら聴けなくなりました。この記事は読書が出来なくなってしまった人に向けて、解決策と読書との向き合い方について説明します。
【結論】疲れている時は休む 全快してから読書でOK
・疲れている時に本は読めない
・SNSと距離をとることもおすすめ
・読まなくても何の問題もない
・本を読みやすくするコツ
本が読めなくなった……どうする

無理せず休む|疲れているときは読めない
本を読む集中力を保てないほど心身が疲れている可能性が高いです。
疲れていると人の集中力は落ちます。本を読むにはある程度集中力が必要です。文字からいろんな情報を汲み取って想像するのはそれなりに頭の体力を使います。
体、頭がクタクタで心が落ち着かない状態では、どんなに読みたい本であっても内容なんて入ってくるはずありません。疲れてる時はまず休む。何かするなら休んでからがおすすめ。
SNSとちょっと距離を取る
疲れた心身とSNSの相性は最悪です。
SNSに触れている間、私たちは大量の情報に晒され続け、脳が休息を取れなくなってしまうからです。頭の疲労蓄積を加速させます。「スマホ疲れ・ブレインフォグ」が最近話題にもなっています。
疲れて何の気力も起きない時ほどスマホをいじってしまいがち。お気持ちはめっちゃ分かります。それでも一刻も早く疲労回復するために、一度スマホの電源を切ってみるのも一つの手。
「読まなきゃ」プレッシャーが本を遠ざける
「なんとかして読まないと」という強い気持ちは、かえって本を遠ざける可能性ありです。
何事においても自分に無理をさせると長続きしません。「読まなきゃ」と「読みたい」は似ているけど違います。自然と本が「読みたくなる」ときを待つのが吉。
専門家に相談することも大切
症状が長引いている、または生活全般に影響が出ているなら専門家に相談することを強くおすすめします。おそらく「読書が出来ない」以外の症状に悩んでいる方もいると思います。
私自身おなじ経験があるのでお気持ちが分かります。本が開けないほど疲れていた時、とにかく全身がしんどかったです。何かしら行動を起こすことがとても辛かった。好きな音楽を聴くことすら苦痛。
今まで趣味だと思っていたこと全てに対して興味を失いました。この時の私のルーティンはヒーリングミュージックを聴くこと。体も心も相当疲弊していたんだと思います。
時間が解決してくれることもありますが、大体において無理に我慢しても状況が改善されることはありません。むしろ悪化することがほとんどだと思います。勇気を出して専門家に相談することを強くおすすめします。ハードルが高いなと感じる方は、まずは友人や家族に相談するでもOK。自分ひとりで抱え込まないことが超大事。
本との向き合い方を変える

読書に多くを求めすぎない
読書とは本来ただ「本を読む行為」を指します。それ以上でもそれ以下でもありません。
ストーリーに感動したり、驚いたり、悲しくなったりして、感情を揺さぶられることはあります。本を読んだ結果として新たな気づきがあったり、新しい知識を得ることもたまにあります。
そんな経験をすると読書が楽しくなって、また読みたくなる。本を読む人の多くは「純粋に読書が楽しい・好きだから」読んでいると思います。読書に対して何かリターンを期待して本を開いているわけではありません。ただ楽しい、だから読む。
「読書を通して知識を得なければ」「効率よく読まないと」なんて思って始める読書が楽しいわけがありません。ただ本を楽しむだけでいいのです。
本を読まなくてもいい|読書しなくても幸せに生きられる
本を読まなくても生きれます。生活上ほとんど問題ありません。読書はあくまで娯楽の一つであって、映画を見ることや漫画を読むこと等と同じです。以下記事でも紹介しています。
読書が嫌い? 大丈夫。読書はしなくてもいい|たまごの読書感想文
全部読みきらなくてもいい
最後まで読まなくていいです。
コレだけで色んな本に手を伸ばしやすくなると思います。たまたま選んだ本がイマイチ自分に合わない。そんな時もありますし、合わない本を無理やり頑張って読んでも楽しくないです。
いったん気持ちも本も切り替えて、別の書籍を探してみましょう。そもそも選んだ本が面白いことがベストではありますが、本の選び方については以下記事で解説してますのであわせてご覧下さい。
読みやすいおすすめのジャンル3選 & 失敗しない本の選び方3選|たまごの読書感想文
本を読む意味と苦手な大人でも読めるおすすめ本12冊紹介|たまごの読書感想文
人に勧められた本は読まなくてもいい
特に読書をはじめたばかりの方に伝えたい。人におすすめされた本は基本的に読まなくていいです。
友だちや家族、ときには職場の上司から「これは絶対に読むべき」と本を手渡された経験がある方は少なくないでしょう。
そんな本に限って、面白くない……
他人が選んだ本ですから当然です。国語の教科書を頑張って読んだ学生時代とおんなじで、別に自分が読みたいストーリーではないわけです。だから読まなくていい。
そうは言っても、貸した本の感想を聞いてくる人も中にはいます。特に職場の上司。読んだフリでは切り抜けることが難しい場面もあるとおもいます。そんな時はYouTubeで要約動画をざっと見たり、flier(フライヤー)で10分要約に目を通すという手が使えるかも。flierとはビジネス書など様々な本の要約を読むことができるサービス。気になる方はぜひ。
★ もう一度本を楽しむための工夫

本屋、図書館に行って本を眺める

まずは本を眺めることから始めるとよいです。
しばらく読書と距離を取っていた人にとって、本を開くのはかなり体力が必要な行為です。なので段階的に本と触れ合うレベルを上げる。とりあえず、まずは書店に行ってみる。
本棚を眺めるだけなら雑貨屋さんでウインドウショッピングするのとほぼ同じです。すごい気楽に過ごせますし、軽い気持ちで本と向き合えます。
書店って本当いいですよね…… 私もよく書店に行きます。うろうろするだけで楽しい。この本面白そうだな〜、あの小説こんど映画になるんだ、〇〇の新刊出てる!! みたいな感じでいろんな発見があって飽きないですし、楽しい。笑
興味を惹かれる表紙とか、見てるだけでイイんですよね〜〜。読みたい本リストばっかり膨らんでいきます。とにかく書店はおすすめです。自然と「また読みたいな」という気持ちが芽生えることもありえます。
5分だけ読む「読書習慣リハビリ」
読書してもいいかなって気分を取り戻した人は、ぜひ本を開いてみましょう。
でも5分だけ!ここがポイントです。
読書体力がきっとまだ全快ではないので、長い時間かけて読むと直ぐ疲れを感じてしまいます。するとまた「読書ってやっぱしんどいな……」と逆戻りしてしまう可能性があるからです。
ちょっとずつでOKです。「もうちょっと読みたいな」くらいでとめておきましょう。
音読してみる
目で文字を追ってダメなら声に出してみるのもアリです。人間は情報を音で認識するのが得意らしく、活字を目で読むよりも、音を耳で拾うほうが理解度が上がるようです。どうしても頭に入らん!って時は音読を試してみてください。
欠点はお家でしか出来ないことですね……
オーディオブックを使ってみる
どうしても文字を読むのが厳しい時は、やっぱり音です。
本を耳で聴くオーディオブックを活用してみると読書がまたグッと身近なものになるかもしれません。
先述の通り人間は音で情報を認識するのが得意です。オーディオブックの方が読書がはかどるなんて方もいます。以下の記事でも詳しくオーディオブックについて解説しているのでぜひご覧ください。こっちはお家の外でも楽しめます。素晴らしい。
【オーディオブック使ってみた感想・レビュー】忙しい社会人・読書が苦手な人に“聴く読書”をおすすめする理由4選|たまごの読書感想文
自分に合った文体・読みやすい本を探す
作者によって文体ってめっちゃ違います。読書に慣れてきたらいろんな本に手を出してみて、自分に合った文体を探してみてください。私の場合、肌に合う文体というのが伊坂幸太郎さん作品なんですけど、すっごい読みやすい。そして面白い。
好きな作家さんに出会えると読書生活がかなり変わります。読み味が全然違うので。ぜひ自分だけのお気に入り作家さんを見つけてみてください。
まとめ:読めないときもある!気長に向き合おう

【結論】疲れている時は休む 全快してから読書でOK
・疲れている時に本は読めない
・SNSと距離をとることもおすすめ
・読まなくても何の問題もない
・本を読みやすくするコツ
大前提として読書が出来ないほど心身が疲れているときは、無理に本を開く必要はありません。
まずはゆっくり休むことに専念して下さい。回復して、気分がノったら、その時に初めて本に触れるくらいで全然OKです。自然とまたページをめくりたくなると思います。
気長に、自分のペースで向き合っていきましょう。それでは、また。( ´ ▽ ` )
コメント ※管理人からの返信が必要な場合はお問合せフォームをご利用ください。