仕事

青山 美智子「お探し物は図書室まで」|あらすじと読書感想文

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どんな本?

道に迷っている人に、悩んでいる人に、悩める社会人に、、

前に進む希望を、あたえてくれる本です!

悩める社会人にとってもオススメ

ぜひ、読んでみてネ

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あらすじ

お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか?不愛想だけど聞き上手な司書さんが本と付録であなたを後押しします。

お探し物は図書室まで|一般書|小説・文芸|本を探す|ポプラ社 (poplar.co.jp)

3Point紹介

要点を3つにしぼって紹介します

Point① 5つの人生に5つの悩み 

会社で、家庭で、生き方で、、それぞれの物語で、みんな、悩んでます。

Point② 悩める者が引き寄せられる不思議な図書室、そこにいる不思議な司書、小町さゆり

なぜだか、悩める者が引き寄せられる不思議な図書室がありました。

そして、そこにはもっと不思議な司書がいました。大きな大きな女性、小町さゆりという女性です。

そこでは、小町さゆりによる、不思議なレファレンスが受けられるのでした。

Point③ 「何をお探し?」

「何をお探し?」

小町さゆりは、本を借りに来た人にそう問いかけます。

そのひとことが、リファレンスの始まりです。

彼女が紹介する本は一見、その紹介する意図が読めません。

「どうしてこの本を勧められたんだろう、、」

そう思ったが最後、小町さゆりのマジカルレファレンス、一丁上がりです。

そしてそして、忘れちゃいけないのが、『本の付録』です。

読書感想文

これは、社会人小説です。。

大人になったあなたに、読んで欲しい!

東京を夢見て、就職した者

今の仕事が、何となく面白くない者

育児に追われながらも、本当はもっと仕事ががしたかった者

何となく、社会に馴染めなかった者

仕事ばかり、し続けてきた者

彼らは、仕事について、仕事と生活のバランスについて、生き方について、、悩みます。正解のない、悩みです。

社会ってのは、正解のないコトだらけですよね

悩む内容は違えど、共通しているのは、みんな、現状の自分自身に悩んでいるということ。

「これから、どうしていけばいいのだろう、、」

「今の環境が良くならないかな、、変わらないかな、、」

と、願っているということです。

そんな彼らは、ちょっとしたきっかけで、地域にある羽鳥コミュニティハウスを訪れます。

そこには、図書室がありました。

そこで彼らは、1人の司書、小町さゆりと出会うのです。

司書とは

司書は都道府県や市町村の公共図書館等で図書館資料の選択、発注及び受け入れから、分類、目録作成、貸出業務、読書案内などを行う専門的職員です。司書補は司書の職務を補助する役割を担います。
司書・司書補になるための資格は司書講習を受講するほか大学・短大で単位を履修することで取得できますが、司書・司書補として活躍するには当該自治体の採用試験を受けて図書館に配属されないといけません。

司書について:文部科学省 (mext.go.jp)

彼女は、本を探しに訪れた人達に、声をかけます。

「何をお探し?」

小町さゆりのレファレンスは、このひとことから始まります。

レファレンスとは

何らかの情報あるいは資料を求めている図書館利用者に対して,図書館員が仲介的立場から,求められている情報あるいは資料を提供ないし提示することによって援助すること,およびそれにかかわる諸業務.図書館における情報サービスのうち,人的で個別的な援助形式をとるものをいい,図書館利用者に対する利用案内(指導)と情報あるいは資料の提供との二つに大別される.

レファレンスサービス(れふぁれんすさーびす)とは? 意味や使い方 – コトバンク (kotobank.jp)

彼女に問いかけられた、お悩み真っ只中の彼らは、考えます。

(一体、私は、今、何を探しているんだろう、、)

本を借りに来ただけ。

なのに。彼女の言葉をきっかけに、いつの間にか、今、いちばん求めているモノ、思いに気付かされます。

そして小町さゆりは、驚くべきスピードを誇るタイピングで、相談者が求める本を打ち出すのです。

タタタタタタタタタタタ、ターーーン

そうして、その人に合った本が紹介されるわけですが、、

この本が、難解なわけです。

な、なんで、この本なんだ、、?

内容が難しい、とかではないのです。

(こんな本、私探してないけど、、?)

と、いう本を紹介されるんです。

そうは言っても、とりあえず借りてみるか、、と、みなさん読み始めるわけですが、、

ここが、この物語のポイントなんです。

読み始めた時に、理解できる

時限式小町さゆりレファレンス、炸裂です

その本を読み終えた登場人物たちに、どんな展開が待っているのか。

それは、是非、本書を読んでみて、確かめてみてください。

そうして、最後に本を返却する時、みんな小町さゆりに感謝を伝えます。

しかし、小町さゆりはこう返します。

「あなたがそうゆう読み方をしただけ」

とても気にっているフレーズです

読み手の好みやその時の心情で感じ方が変わるという、読書の良い所が、このひとことに詰まっている、、

ストーリー、背景設定が、社会人全般には刺さるんじゃないかなと、強く思っています。

超おすすめの一冊です。

特に!悩んでいるそこのあなた!

小町さゆりのレファレンス、受けてみませんか?

わたくし的、ベストパートは、4つ目の物語、浩弥の母が涙するシーンです。

とても沁みましたね、、

そうして、読み終わってみまして、自分のペースで前に進んで行くことの尊さを、改めて感じさせられた次第でした。

きっと、気付きます。

あなたも背中を押されているということ。

それと、もうひとつ

お前は今、生きている。

と、いうことです。( ̄▽ ̄)

これは読んだら分かります。

おすすめの一冊!!ぜひぜひ、読んでみて下さい!

探し物は何ですか~、見つけにくいものですか~

(おわり)

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