ミステリ

伊坂 幸太郎「オー!ファーザー」|あらすじと読書感想文

※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)が含まれる場合があります。

ミステリ
広告

あらすじ|

みんな、俺の話を聞いたら尊敬したくなるよ。なんたって我が家は、六人家族で大変なんだ。えっ、そんなの珍しくないって? まあ聞いてよ、母一人、子一人なのはいいとして、父親が四人もいるんだよ。しかも、飛びっきりアクの強いね。今回も、その一人と一緒に出かけたことから、とんでもない事件に巻き込まれてさ――。

伊坂幸太郎 『オー!ファーザー』 | 新潮社 (shinchosha.co.jp)
  • 今回の主人公は高校生、由紀夫 なんでも器用に出来る、モテる高校生
    あと、父親が4人いる
  • その由紀夫に都度ちょっかいを出しまくるヒロイン? 多恵子
    好意として受け取らない由紀夫と、それでも、しぶとく、すり寄り続ける多恵子との攻防もみどころカモ?
  • 不登校になったいじめっ子に手を差し伸べただけのはずが、事態は思わぬ方向へ、、
ちょっとだけ紹介

どうも、たまごです

つい先日、購入したイヤホンがすっごい良かったんです。
購入したのはこちら、骨伝導イヤホン「SHOKZ OPENRUN PRO」。

楽天はこちらから
【8/5限定★エントリーで最大P9倍 抽選でPバック★】SHOKZ 骨伝導イヤホン OPENRUN PRO BLACK 新生活価格:19,100円
(2023/8/5 15:26時点)

何だか、今使っているイヤホンがしっくりこないんだよね…

そんな方は必見です。

使ってみて良かったところを皆さんにもお伝えしたく、是非検討してみて下さい。

そもそも、骨伝導イヤホンとは…

耳の穴や鼓膜を使わず、耳周辺の骨を振動させて、その振動を音として耳まで届ける仕組みのイヤホンです。
通常のイヤホンは空気を振動させて、鼓膜にその振動を伝えることで、音を耳に届けています。

このイヤホン、すっごい作業用に良いんです!

良かったところ
  1. 耳への圧迫感が無い、長時間つけても疲れにくい
    通常のイヤホンのように耳の中に入れないので、耳への圧迫感がありません。
    また、長時間つけていると「耳痛くなってきた… 疲れてきた…」という事がありますが、骨伝導イヤホンは耳の中に入れない仕組みなので長時間つけても疲れにくいです!
  2. イヤホン以外の周囲の音が聞こえる
    骨伝導イヤホンは耳をふさがないので、音声を聞きながらでも外の音を聞くことが出来ます!
    これで、電車を乗り過ごすこともありませんし、友だちから「ちょっと、聞いてる?」と怒られることもありません。

しかし、一言に骨伝導イヤホンと言いましても、様々なメーカーが商品を出しています。

その中で、私がなぜ「SHOKZ OPENRUN PRO」を選んだかと言いますと、
理由は使用感音のクリアさを気に入ったためです。

あくまで個人主観ですが、特に音質(音のクリアさ)に他社製品との違いを感じました

ぜひ、気になった方は購入を検討してみて下さい( `ー´)ノ

楽天はこちらから
【8/1限定★エントリーで最大P7倍 最大3000円OFFクーポン★】SHOKZ 骨伝導イヤホン OPENRUN PRO BLACK 新生活価格:19,100円
(2023/8/2 10:45時点)

感想|

ハラハラ おもしろ

クラスにいた、モテる『アイツ』の正体

クラスに一人、いや、学年に一人くらい、運動が出来るテストの点も取れる、その上、二枚目

そんな奴が、近くにいませんでしたか。

そんな奴がいたならば、そいつのこと自体を妬むことはあったでしょう。
しかし、そいつの家庭環境にまで思いを馳せた人は少ないのではないでしょうか。

問題なのは、そのモテモテ野郎、本人だと思ってしまいがちですからね

もしかすると、当時のそいつには4人の父親がいたかもしれません。

今回はそんな男、三島由紀夫と同じ名を持つ男、由紀夫を中心に物語が進みます。

4人の父親

4人、全員が違うタイプなのです。

ギャンブル好きなやつ、さん。

女好きで二枚目なやつ、さん。

体育教師なやつ、さん。

理知的なやつ、さん。

この4人と、この4人と結婚した規格外の母親と、由紀夫の、普通ではない日常が描かれます。

グレること間違いなし、恐ろしい家族構成…

もう一つ特筆すべきは、母親が物語を通してほとんど出てこないことです。

もう異常です。変です。変祭りです。息子がグレる確定演出です。

そして、ただいま説明した通り、家庭環境が非常に特殊ですので、当然、と言ってもいいのか、変な事件も起きるわけです。

それをですね、彼らだけで、父親たちだけで『なんとかしていく』わけです。

それもまた普通じゃない…

これまた先程説明しましたが、4人はそれぞれ全く違うタイプです。
つまり。そのトラブルに対する立ち向かい方も4人4色なのです。

特に私が好きやったのは、鷹の『女子高生作戦』です。
警察を現場に呼ぶよりも、女子高生を現場に突撃させた方が効果的だと考えるあたり、、いかにも、鷹の『ぶっ飛んでる感』の出た考え方で、好きですね。

読み終えて

4人も父親がいれば、何でもできてしまう子が育ってしまうものなのでしょうか、、

そりゃそうですよね、、何においても、その道のプロの講師がつくようなものですから。

うらやましい

つまり、なんでもできたアイツにも、4人くらい父親がいたのでしょう。
じゃないと辻褄が合いませんから。

先述の通り、多恵子のアプローチの仕方もイイんですよね。

この無理やりすり寄ってくる感。
ただし「仕方ないなあ」というスタンスは頑なに崩さない。
そして、由紀夫は全然好意的に受けとめていないのですが、なんやかんやほだされて受け入れているあたり。そこまでセットでよいのですね。

断っておきますが青春小説ではないです。
そしてこれは、もっと関係ないですが、おそらく多恵子もモテる。

そうゆう女子にすり寄られとる由紀夫って奴は、、普通に腹立ちますね、なんか。

あと、また全然関係ないのですがこの小説読んでた時、すごい仕事に疲れていて、その時の心情も含めて刺さった一文を書いておきます。悟の言葉です。

「人が生活をしていて、努力で答えが見つかるなんてことはそうそうない」

そうやなあ、、答えを探すために努力するのは違うしなあ、、そうはいっても努力をしないと先の道も見えないしなあ、、とにかく、今を一生懸命生きないとなあ、、悟、悟ってんなあ、、と、なりました。

と、いうか、今現在(2023年7月)リライトしているのですが、この頃の私はしきりに何か探していますね。笑
本当に暗闇から抜け出したかったのでしょう。

はい、という事で、今回は以上です。

最後に、また別の角度から父との関係を描いた伊坂小説を紹介しておきます。
こっちは、ちとハードめ。

ぜひ(‘◇’)ゞ

タイトルとURLをコピーしました