エッセイ

山里 亮太「天才はあきらめた」|あらすじと読書感想文

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エッセイ
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あらすじ|

今日も妬み嫉み恨みつらみが止まらない! 南海キャンディーズ・山里亮太は負の感情をどうやってガソリンに変えてきたのか? 自分は天才じゃないと悟った瞬間から地獄のような努力がはじまった。格好悪いこと情けないこと全て書いた芸人の記録。

引用:朝日新聞出版 最新刊行物:文庫:天才はあきらめた (asahi.com)
  • お笑い芸人「山里 亮太」がお笑いを志すまで、今の相方「しずちゃん」に出会うまで、そしてそれからが記録されたエッセイ
  • ここまで自分の失敗談を開けっぴろげに語れるだろうか? 思わず読んでるこっちが「あちゃ~」連発…笑
  • 自信が強い人ほど響く内容 読み終わった時に、自分のこと、何かに打ちんでる人ならその頑張り方とか、ちょっと俯瞰出来るかもしれません そして一歩前に踏み出せる、そんな効果もあるかもしれません…
  • 「天才であること」を諦めた山ちゃんが大活躍している理由がここにあります!
    (若林さんのあとがきと重なりますが、このスタンスに至れたこと自体が天才やと思います…)

感想|

おもろい あちゃー 勇気づけられる

感情を燃料に、努力というしんどい行動を簡単に。
 嫉妬を推進力に変えるというのはなかなか言うは易し、行うは難し。ここまで徹底できたのは、スーパーポジティブシンキングだからこそではないか。その推進力が生み出す速度に「逃げさせ屋」も思わず彼を見失う… そんなの、普通の人には出せないスピードだ。

 大事な相方を2度失って、天狗の鼻が粉々に砕けても、ゴールが見えない迷路に迷い込んでも、山ちゃんはそこから学びを得ようとした。重ねて書くけど前向き思考すぎる。すごい。泥沼から一粒の砂金を見つけ出して、集めて溶かして金の延棒にするような、執念と呼べる努力。でも、そうやって得た気付きによって、また天狗の鼻は伸び周りが見えなくなる… ということも、もう無いのかもしれない。無敵やん。

 一つ感じたこと。山ちゃんに限らず、輝きまくっている人は必ず良い人に出会っていて、その運を自覚している。そうしてその運をガッチリ掴んで逃さない(2人の相方には逃げられてしまったけど…)。たぶん、これは折れない人生を歩む上で、折れたとしてもまた立ち上がる為には必須のスキルなのではないか。
 僕はこれで嫉妬の燃やし方を知った。この本を燃料に前に進みたい。燃料が切れた時はまた読む。

 表紙は山ちゃんの本質なんね。おもろかった!!

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